記事の詳細

Pocket

2017年6月23日にフリーアナウンサーの小林麻央さんが乳癌によりお亡くなりになられましたが、近年日本において、乳癌の患者は増加傾向にあり、40代〜50代女性の悪性腫瘍の中では胃がんを抜いて第1位となっております。常に自分の奥さんに乳癌が発見される可能性があるのです。家族のためにも、今一度の乳癌について、しっかりと理解しておきましょう。

そもそも乳癌とは

乳汁を分泌する乳腺小葉上皮しょうようじょうひ、あるいは乳管までの通り道である乳管の上皮が悪性化したものです。言葉ではよく分からないと思うのでイラストを見た方がいいでしょう。

 

乳癌は他の機能に転移するため、リンパ管から全身への血流にのり、リンパ節、骨、肺、肝臓、脳などに転移します。すぐに全身への転移を起こす炎症性乳がんという極めて予後不良の怖いタイプもあります。原因は多く、「これだ!」言えないようですが、過去に乳頭腫にゅうとうしゅ線維腺腫せんいせんしゅなどのリスク病変にかかったこと、出産を経験していないこと、授乳をあまりしていないことなどもリスクとなるようです。

 

乳がんの症状は、90%以上は痛みを伴わない乳房腫瘤にゅうぼうしゅりゅうですが、乳頭や乳輪の湿疹様のただれたり、分泌物に血が混ざっている症状もあります。痛みを伴わない例が多いため、小林麻央さんのように人間ドックで見つかっがいいものの、既に症状が悪化している患者さんも少なくありません。

 

骨や肺に転移して手術不能の状態になって初めて病院を受診する例もあります。癌が見つかった際に、専門医の診察を受けるかどうかで奥さん、家族の運命は大きく変わります。しかし、現在の患者さんの例を見行くと、検診によって発見される無症状の乳がんは数%以内となっております。

1回/年の定期健診

やはり、早期発見には定期的な検診が重要なファクターとなってきます。「お金がない!」と言っている方も、死んでしまったらお金を持っていても使う術がないので、お金を惜しまずという訳ではないですが食費と同じように、定期健診の費用を抑えたうえで家計を考えていきましょう。

 

定期健診は1回/年を心がけましょう。しかし、家系に乳癌の方はいる場合は半年に1回くらいのベースが良いとされています。厚生労働省の指針は40歳の女性で2年に1度の検診となっておりますが、北斗昌さんは、前回の検診で見つからなかった乳癌が、1年後の定期検診で発見しております。

 

検査内容は、診察・マンモグラフィー・超音波検査はその場で行い、画像は高精細モニターで直に確認して診断できます。細胞の検査や血液検査などは2,3日後に結果が分かります。マンモグラフィーとは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳房専用のレントゲン撮影です。マンモグフィー検診は、このマンモグラフィーを使った乳がん検診のことです。

 

費用は、40歳以上であれば国や市の補助があるため3,500円前後で受診することが出来ますが、20代、30代の女性は15,000円前後かかってしまいます。

 

何歳から検診すべきなのか?

乳癌の定期健診を何歳からすべきか?世の女性の悩み事の1つでしょう。一般的に乳癌のピークは40代で迎えます。厚生労働省からも40代女性に対する検診について指針を出しておりますが、近年30代の患者が増えてきているのが現状です。これに伴い、国も改めて考える必要がありそうですが、待っていても仕方ないので、自分で判断して検診に行く必要があります。

 

とはいえ、「20代で検診に行くのちょっと。。」という女性も多いと思われますので、まずは自宅で出来るセルフチェックで乳癌の検査を行いましょう。このセルフチェックにより60%以上の患者さんの乳癌が発見されているようです。

 

乳癌セルフチェックポイント

  • しこりがないか?
  • 乳房の変形や左右の大きさに差がないか?
  • ただれがないか?
  • えくぼのような凹みはないか?
  • 出血や異常な分泌物がないか?
  • ひきつれがないか?
  • ⇒「ひきつれ」とは「腫瘍が皮膚を引っ張っている所見」のことです。なので、引っ張られている中心にシコリがなければ大丈夫です。

 

上記の検査をお風呂に入る前はお風呂の中で行いましょう。しこりなどの症状については、実際に触りながら確認し、目で見てわかる症状については鏡の前でチェックを行いましょう。ルフチェックは、閉経前の方は乳房がやわらかくなる月経終了後1週間~10日の間に、閉経後の方は一定の日にちを決めて、毎月1回行いましょう。

 

そして、ちょっとでも気になっら、すぐに検診を受けましょう。現代医療では早期発見の90%以上の患者さんは完治しますが、そもそも乳癌にならない方法がないのかって思いませんか?

食のグルーバル化

高度経済成長を経て、グローバル化が進んでいく日本において洋食メニューは、1日のうちに1回は食すようになっているのではないでしょうか。食の欧米化はまさに日本人女性の乳癌患者増加の原因の1つとなっております。乳癌は「エストロゲン」という女性ホルモンの働きが関係しています。乳腺組織を刺激し、細胞の増殖を促します。細胞の増殖は遺伝子が傷つく原因となり、遺伝子が傷つくことで癌発症へと関係してしまうのです。

 

アメリカでは牛の飼育に女性ホルモンのエストロゲンを使っています。その残留濃度が日本の和牛に比べ赤身で600倍、脂肪で140倍だったという報告があります。また、アルコールの摂取は、ホルモン代謝に影響してエストロゲンの体内レベルを上げるため、乳がんのリスクを高めると考えられています。適度なアルコール摂取にとどめ、飲み過ぎには注意しましょう。

 

戦後の日本のように魚や大豆といった和食を主流としていた時代には少なかった乳癌は食の欧米化とともに増加しております。だからと言って、「洋食を食べない!」という事ではありません。和食のみを食べていようと乳癌になる可能性はあるからです。

 

確かに洋食を主としてる人に比べれば発症する確率はうんと下がりますが、大事なのはセルフチェックと定期的な検診による早期発見です。なぜならば、現代医療では早期発見で完治出来る癌だからです。。もし、検診に行こうか迷っている奥さんが目の前にいたらそっと背中を押してあげましょう。

 

 

Pocket

関連記事

ページ上部へ戻る